史上最大の金融バブル　歴史的崩壊の始まりか

わたしは今回の下げは予行演習と捉えていましたが、昨晩の予想外の米CPIの結果は本番モード突入のトリガーとなった模様です。
日経はチャート的には本日少し反発しなければならない日でしたが、反発どころかマイナスを盛り返す動きもほとんど見られずチャートは完全に崩れました。

・米国CPI （４月コア消費者物価指数）は予想を大きく上回り３９年ぶりの上昇を記録。
・米国１０年債利回りは朝方１．７０５％まで上昇。
・ビットコインをはじめとした仮想通貨は１０～２０％の大崩れ。
・アジア、欧州市場も総崩れ。
買える材料は何もなし状態で買戻し以外は買い手不在です。

日経先物は月曜日の直近高値２９７００から約８％下落しザラ場は２７３８０までありましたが、NYダウは直近高値３５１０１から昨日終値３３５８７までわずか４．３％しか調整していません。
世界市場を先導して史上最高値を何度も更新してきたNYダウが本格的に下げるのはまだまだここから先です。＄１０００以上下げる日も出てくるでしょう。
従って日経平均が更に下げを大きくする確率は高く、そうなるとチャート的には「調整」ではなく「下落相場の始まり」という解釈に変わってきます。

今晩の米国市場が落ち着けば、今晩から明日にかけて自律反発する可能性はありますし来週以降も反発する場面はあるでしょう。しかしそれは「下落に対する調整の戻し」であって、最後の売り場になるかもしれません。
今回の下げがバブルが弾けて下落転換したという本物の下げ相場であるならば、最も怖いことは２度と高値には戻って来ないことです。ここから先何年待っても日経平均３万円は来ないでしょう。もしかしたら２８０００円すら２度とないかもしれません。
買っても買っても含み損が増えるだけの「下手なナンピンスカンピン」の相場になるということです。

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