Nikkei225先物 A I Robo 寄り引け投資

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史上最大の金融バブル最盛期


雇用統計は大方の予想に反して悪い結果となりました。
これを受けて米国10年債利回りは一時1.485%まで急低下し、以前から指摘してきたリスクシナリオ「金利上昇⇒インフレ懸念が台頭」はまた遠のいた形です。
雇用統計が悪いのになんで米国3指数はすごい勢いで上がったのかと疑問を感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、市場は当面金融引き締めはないと判断しまだまだバブル祭りは続くと大手を振って買いまくったということです。


世界中の金融商品を見渡しても各国株価指数は最高値、一時はゴールド、穀物市場に資金が向かい、特に仮想通貨はこれはもう異常なバブル状態です。
ビットコインは時価総額約120兆円、仮想通貨全体の時価総額は250兆円を超えてきています。
日本企業の時価総額TOPがトヨタ自の27兆円、10位の東京エレクは8兆円ほどですから
実体のない仮想通貨で日本の実体のある名門企業を丸ごと買えてしまうということです。
世界中の機関投資家、人工知能が上がっている商品を見つけ10倍になったのだから今度は100倍になるだろうと資金をつぎ込み買うから上がる上がるから買う構図です。
実体の裏付けや格付けなど関係なく、動いているボラの高いものほど買われるのです。
実体のないものが100倍になるのだから、実体のある上場株式の最高値を買いあがることなどなんの躊躇もないことです。


バブル状態であることは誰の目から見ても明らかでしょう。
世界中の金融派生商品の総額は100京円とも1000京円とも言われますが実体は誰にもわかりません。もしかすると垓の単位に跳ね上がっているかも知れません。
問題は、何時何をきっかけにバブルが弾けるかです。
それが明日なのか1年後なのかがわからないのが問題なのです。
現実になるときは京の単位で資金が引くのですから、それはものすごい歴史的な崩壊になると思います。


わたしは現在の日経平均株価29400円はいずれそんな高値もあったなという時は来ると思いますがここで売れば儲かるかは別問題です。
来年の今頃は20000円くらいになっていたとしても、29400円から30000円、35000円、40000円と跳ね上がってからの20000円かも知れません。
今、仮想通貨をはじめ金融商品を買うのはチキンレースのババ抜きゲームに参加することですが、一方で売りを仕掛けることも同じくらいのリスクが内在しているということです。
ブログで紹介しているSWRoboたちは、この天井当てゲームに少し足を踏み入れているようです。米国金利正常化の動きが見られ下げのトリガーに成るかもしれない雰囲気はありましたが、現実には何も起こっていません。


機関投資家は市場のベンチマークを上回る成績を上げることが大命題です。
バブルで危険と思っても血眼になって運用せざる負えないのです。
わたしはRoboたちの言うことに付き合ってポジションを取りますが、個人の裁量による運用資金はほぼノーポジションです。


<つづく>

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